お探しの記事はココ

臨床工学技士はどこまで出来る?!心カテにおける業務範囲についての検討

キカイガキライ管理人のすいる(@me_swill)です。

 

当院の臨床業務のひとつに心カテがあります。

この心カテ業務って、施設によって結構実施されている業務内容が全然違う。

すいる
えっ!?ここまでやってるの?
すいる
これだけ?

他施設の取り組みを聞くだけでも非常に興味深い!

というわけで、今回は当院での心カテ業務についてお話します。

 

でも、本題は別のところに…。

いわゆる「グレー」と呼ばれる業務を遂行するにあたって恐怖を感じませんか?

 

コチラもチェック!

補助循環装置の基礎|大動脈バルーンポンピング(IABP)の基本のキホン

心臓カテーテル検査の業務内容

 

先日、他施設の臨床工学技士とお話する機会がありました。

その中で話題はやはり、どこまで臨床工学技士が臨床業務で実施していいのかということ。

 

PCI(経皮的冠動脈形成術)の時にしか行かない。

アブレーションのときにしか行かない。

 

話を少し聞くだけでも、施設によって結構異なるんだなと感じます。

 

少しだけ話はそれますが、知人と業務のことや将来のことを話すのって、時間を忘れちゃいますよね。

いつか、そういうみんながフランクに話し合える場を提供出来たらな面白いと思っています。

すいる
皆さんはどうですか?

当院の心カテ業務はコレ

 

私が働いている施設の心カテ業務として以下が挙げられます。

 

外回りMEの心カテ業務

  • IVUS(FFR/iFR含む)
  • IABP
  • 体外式ペースメーカ
  • 除細動器
  • 人工呼吸器

 

これらの機器を操作する外回りのME。

この他にも、患者の入退室の介助や、デバイス出しなどを行っています。

 

基本的にはMEは一人で担当しますが、ドクターの不在時や緊急度が高い場合はMEが二人になります。

もう一人のMEはドクターの清潔介助を行っています。

すいる
清潔介助は好き!

 

手術室での臨床工学技士の業務はコチラから。

 

臨床工学技士の花形?地方で働く私のオペ室業務をご紹介

医療機器の操作は臨床工学技士

 

IVUSやIABPなどは、基本的にはMEが実施します。

しかし、人員がいない時などは職種に依らず、先に挙げた機器の操作を実施しています。

 

要は、機械の操作だけなら誰でも出来ます。

 

機械の操作に+αを加えられるかどうかが、MEとしての腕の見せどころだと感じています。

すいる
技術の提供ができるかどうか!

IVUSであれば、如何に得られた情報からデバイスの検討などの提案に持って行けるか。

 

こういう所を臨床工学技士は求められています。

 

決して、電源をON/OFFにすることがMEの仕事だと思わないようにしましょう!

すいる
MEの存在価値無くなるからね!

清潔介助の業務範囲についての検討

 

MEの清潔介助を実施するにあたり、日本臨床工学技士会から発行されている「臨床工学技士基本業務指針」を基に、ある程度の業務の範囲を決定しました。

 

そこで問題として挙がった事項は

 

問題点

  • インデフレータの操作
  • 造影剤の注入

この2点。

 

ここらは当時、業務を新規に展開する上で慎重に議論しました。

他施設の動向などを伺い、どこまでをMEが担当するのかを、私の上司と当時の循環器部長とで話し合いを重ねました。

 

結果としてですが、上記2点に関しては業務として実施しています。

 

いずれの場合も、機器の操作の範疇なのではないかという結論に至りました。

これが越権行為なのかは、私としては判断がつきません…。

清潔介助における責任の所在は?

 

心カテ業務を実施するにあたって、当時からいくつかの問題点がありました。

教育体制は?

緊急時の対応は?

などなど、問題点を挙げればキリがありませんでした。

 

1番の問題点として、個人的に思っている事項があります。

それが「責任の所在」

先程も挙げたインデフレータの操作や、造影剤の注入などに関して、もし臨床工学技士としての業務を超えたものとして判断された場合、一体誰が責任を負うのか?

 

上司?

部長?

もっと上?

 

非常に怖いです。

業務を獲得した経緯も、上司の耳でからしか聞いてしかいません。

 

病院側と十分な協議された上で現在の業務を実施しているのか?

勝手にしていると判断された場合は、一体誰が責任を持つのか?

 

末端として、兵隊として業務を遂行している身としては、身を震わせながら日々就業しています。

 

時折ニュースで見る「コメディカルによる医療行為」により、書類送検であったり、逮捕であったりされているのを見ると、我が身のように恐怖を感じます。

最後に

 

今回は、心カテ時における当院での業務内容をご紹介しました。

他の施設でも、当たり前の様に実施している業務ばかりやっているかと思います。

 

しかし、細かい所を見ていくと、これどうなんだ?という所もあります。

その不安を拭ってくれるのが、横の繋がりかと思います。もちろん日本臨床工学技士会も当たるかと思います。

すいる
普段の業務で疑問を持った時に、疑問を聞ける場があるといいですね。

 

要チェック!

補助循環装置の基礎|大動脈バルーンポンピング(IABP)の基本のキホン

ぜひ参考にしてください。

 

ではでは、またいつか逢う日まで…。

すいる
キカイガキライでした。バイ!

 

2 COMMENTS

てん

いつも勉強になる内容で、日々の業務の参考にしている者です。
業務範囲については法、指針の観点はよく言われますが、誰から(包括的のものも含め)指示を受けたのかの記録(あるいは明文化された規程など)の議論が無いのが不思議です。

規程に沿った記録と行為を行った結果をきちんと他職種に見えるような、臨床工学技士記録をつくる必要があるように感じますが。

返信する
swill

確かに不思議ですよね。
そういった点では、日々の業務記録にしかるべく内容を適切に記載することも必要なのかもしれません。
臨床工学技士の業務が、オープンな形で他職種に開示出来るような取り組みも検討せざるを得ませんね。

このままでは、不安の中日々の業務を遂行しなければなりませんから。
上司に提案して改善につなげます。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策です)