キカイガキライ管理人のすいる(@me_swill)です。
休憩室でのひとコマ。
休憩室で勉強している最中、仲の良い医師との会話でこのようなやりとりがありました。
今回は補助循環装置のひとつであるIABPの「バルーンの拡張・収縮のタイミング」についてご紹介します。
こんな方にオススメです。
ではでは、今回もはりきっていきましょう!
コチラもチェック!
ここで記載している事項は、あくまでひとつの参考にして頂けると幸いです。
この記事によって起きた事故等におきましては、一切の責任を負いかねます。
心臓とバルーンとの拡張・収縮のタイミング
この項では、IABPの適切なバルーンのタイミングについて復習していきます。
「タイミング」については、前回の記事を復習してみましょう。
以下に、心臓とバルーンの拡張・収縮するタイミングをそれぞれ記していきます。
バルーンが拡張するタイミング
バルーンが収縮するタイミング
コチラもチェック!
拡張|動脈圧波形で見るタイミング
それでは、実際にバルーンを拡張・膨らませるタイミングについて見ていきます。
では、動脈圧波形がどのような時に、バルーンを拡張させるのかを見ていきましょう。
ディクロティック・ノッチは大動脈弁の閉鎖直後を示します。
収縮|動脈圧波形で見るタイミング
それでは、実際にバルーンを収縮・しぼませるタイミングについて見ていきます。
では、動脈圧波形がどのような時に、バルーンを収縮させるのかを見ていきましょう。
心臓の駆出直前に収縮させます。
拡張・収縮するタイミングは正しい?
この項で、実際の波形を見て、拡張・収縮のタイミングが適切なのか判断していきましょう。
問題1
バルーンの拡張および収縮のタイミングは適切でしょうか?
この問題は「バルーンの拡張するタイミングが遅すぎる」状況となります。
また、この少しの「遅れ」で以下のような状態になる可能性があります。
問題2
バルーンの拡張および収縮のタイミングは適切でしょうか?
この問題は「IABPが動作していない」状況となります。
実は、意外とこういうのを覚えておくのは必要なことなのです。
少し状況は変わりますが、拡張・収縮する回数を調整する「アシスト比」によっては、これに近い波形になります。
また、押したつもりの「スタート」ボタンを押していなかった…。
なんて、状況も。
コチラもチェック!
最後に
今回は補助循環装置のひとつであるIABPの「バルーンの拡張・収縮のタイミング」についてお話しました。
初めてIABPを使用する際に、頭を悩ますポイントのひとつではないでしょうか。
ゆっくり深呼吸して、慌てずに行動したいですね。
要チェック!
ぜひ参考にしてください。
ではでは、またいつか逢う日まで…。
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