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胃カメラに必要な「声かけ」のポイント6つ

キカイガキライ管理人のすいる(@me_swill)です。
 

私が内視鏡業務に就いて、はや数か月が経ちました。

知識だけでなく、技術も求められる業務だと改めて再認識している日々です。

 

また、内視鏡は対ヒト。

重症患者ももちろんいますが、外来はたまた健診で来る方もいらっしゃいます。

 

いかに医療従事者として、人として無礼のない接し方をすべきか、日々気がピンと張る毎日です。

 

その中でも、上部消化管内視鏡検査における声かけは、プリセプターの看護師からとても重要であると学びました。

 

咽頭麻酔の基礎!上部消化管内視鏡検査における臨床工学技士のお仕事

 

声かけ次第で、より安楽に検査を受けられるかどうか大きく異なってくる、重要な技術…。

すいる
声かけ…。

今回は上部消化管内視鏡検査における声かけについてお話します。

 

注意
今回のお話は、あくまで私個人の見解です。胃カメラを受ける人により、声かけの内容や話すスピード・タイミングなどを変化させて対応することを強くオススメします。患者またはお客さんに安心・安全・安楽に胃カメラが出来るように努めましょう。

私のプリセプターは看護師さん

 

当院において、初めて内視鏡に臨床工学技士が参入するにあたり、教育係を誰にするのか?という話が上がりました。

もちろん、当院の臨床工学技士は誰も内視鏡業務に就いたことがなく、教育係をするだけの知識も技術もない状態。

 

そこで、今回は内視鏡に配属されている看護師に、私のプリセプターをして頂くことになりました。

プリセプターとプリセプティの関係性は非常に深い。下の記事から、少し考えてみましょう。

 

新人や中堅必見!プリセプターとプリセプティのコミュニケーションについて考えてみる

 

お互い他職種ではありましたが、お互いの職種の垣根を超えて私の教育に尽力して頂いてます。

すいる
私も学ぶだけでなく、自分の知識を内視鏡に還元したい!

 

職種が違えば、教育スタイルも違う。

 

看護師の教育システムには本当に脱帽です。

その中で、プリセプターである看護師に具体的に指導されたのは、患者との関わり。

 

「声をかけは、『~してください』ではなく『~してもらえませんか?』と話しかけましょう」

 

私はこれを聞いた時、全身に鳥肌が立ったのを覚えています。

 

新卒から入職して10数年。

患者とのコミュニケーションにおいて、上司からも先輩からも指導されず、自己流でこの年までやってきました。

心の中では「この言い方で合っているのかな?」「伝わっているのかな?」と常に疑心暗鬼に陥った状態でした。

 

それを見透かしたかのようなこの指導。

すいる
看護師さんから学ぶべきことは多い!

すぐに改めて、すぐに実践!

 

職種が違えば、見る視点も大きくことなる!そういうことも実感する日々です。

上部消化管内視鏡検査における声かけ

 

胃カメラを受ける人

それでは、上部消化管内視鏡検査、胃カメラに対する声かけについて書きなぐっていきたいと思います。

 

ここで注意なのが、どこの施設にも胃カメラにおける声かけマニュアルがあると思います。

看護師から学び、内視鏡業務に就いて数か月の私はこうしているという点を考慮していただけると幸いです。

 

では、さっそくいってみたいと思います。

 

当院では、鎮静剤の使用は極力行っていません。

よって、咽頭麻酔をする前から患者(お客さん)と接することになります。

 

咽頭麻酔の基礎はコチラから。

 

咽頭麻酔の基礎!上部消化管内視鏡検査における臨床工学技士のお仕事

 

医師がベッドサイドに来て、胃カメラをする準備が整いました。

すいる
さあ、今からカメラが入っていきますよ。深呼吸してリラックスですよー。

 

  1. 食道入口部
  2. 食道通過
  3. 胃噴門部
  4. 幽門部通過(十二指腸観察)
  5. 胃内観察
  6. スコープ抜去

だいたいこの流れで胃カメラを実施していきます。

 

今回は生検やインジゴ散布などの実施はしないバージョンでお送りいたします。

食道入口部

 

すいる
ゆっくーり、鼻から吸って口から吐いてくださーい。
すいる
ため息をつくような呼吸をこころがけしてくださいね。

食道入口部は、嘔吐反射が起こりやすい場所です。

呼吸に専念するような声かけに努めます。

また、体に力が入るとスコープの通過も難しくなるので、深呼吸や肩の力を抜くように伝えます。

食道通過部

 

すいる
今、食道を通っています。
すいる
胸元の重たい感じがしますが、スコープが通っていますので、引き続き深呼吸をしてくださいねー。

どうしても、苦しまれる方には、背中をさする「タッチング」を行います。

胃噴門部

 

すいる
ゆっくーり鼻から吸って、口から吐きていきますねー。
すいる
口の中のヨダレは、横から垂れ流しでお願いします。

検査開始から、このあたりでヨダレが溜まってくることが多いので、飲まずに垂れ流すことを伝えます。

咽頭麻酔が効いているため、むせることも合わせて伝えます。

幽門部通過(十二指腸観察)

 

すいる
お腹と背中がグーっと押される感じや突っ張った感じになりますよー。
すいる
また、吐き気が来るところなので、呼吸に集中してください。

幽門部を通過する際、もう一度嘔吐反射が起こります。

声かけでなんとかやり過ごします。

胃内観察

 

すいる
これから胃の中を観察していきます。
すいる
検査のために、空気を入れてしっかり観察していきますからねー。
すいる
げっぷが出そうになりますが、あごを引いたり、息こらえをしたりして、げっぷを我慢してみてください。

空気を入れて、胃の中のヒダを伸ばして注意深く観察していきます。

声かけはできるだけ、空気が送気される前に行っていきます。

スコープ抜去

 

すいる
お疲れさまでした。
すいる
マウスピースを外しますので、ヨダレは横から垂れ流しでお願いします。
すいる
ティッシュをお渡ししますので、うがいをしてから待合室でお待ちください。

検査中に溜まったヨダレが口の中にあるので、全て出してもらいます。

検査が終わったと思って、ヨダレを飲んでしまう人もいるので説明を十分に実施します。

最後はうがいをしてもらい、簡単な注意事項を説明して検査終了です。

最後に

 

今回は上部消化管内視鏡検査の声掛けについてお話しました。

声かけひとつで、胃カメラもずいぶん違うと、検査を受けた方にはよく言われます。

声かけが、一種のリラックス効果をもたらすのであれば、私の声が枯れようが必死にお伝えしていきたいところです。

しかし、患者つまりヒトと話すことを苦手とするスタッフもいるなかで、この声かけをどうマニュアル化していくのかが、今後の私の課題です。

 

ではでは、またいつか逢う日まで…。

すいる
キカイガキライでした。バイ!

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