キカイガキライ管理人のすいる(@me_swill)です。
ある下部消化管内視鏡検査中でのひとコマ。


下部消化管内視鏡検査の介助をしている最中、検査を担当している医師からこのような指示がはいりました。
今回は内視鏡検査に必須な手技のひとつである「用手圧迫」についてご紹介します。


こんな方にオススメです。
ではでは、今回もはりきっていきましょう!
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ここで記載している事項は、あくまでひとつの参考にして頂けると幸いです。
この記事によって起きた事故等におきましては、一切の責任を負いかねます。
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用手圧迫の目的
それでは用手圧迫の目的について見ていきましょう。
用手圧迫とは
- スコープの伸びやたわみを防ぐ
- 挿入方向の腸管の壁を近づける
用手圧迫を施行することによって、医師がスコープをスムーズに挿入することが可能になります。



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用手圧迫の方法・ポイント
この項では用手圧迫のやり方について見ていきます。

用手圧迫を施行する部位はコチラ。
- S状結腸
- SD屈曲部
- 脾湾曲部
- 横行結腸
- 肝湾曲部
上記の部位は、よく「たわむ」・「伸びてしまう」ので用手圧迫が必要になります。



それでは、用手圧迫のポイントについて見ていきましょう。
ポイント
- 圧迫位置はココ!と決めるのではなくモニター画面を見ながら行う。
- モニター画面に腸管が近づいてくるのを確認する。
- 患者さんに声かけをしながら、圧迫する位置を変更していく。
- 患者さんの様子を観察しながら、手のひらや2・3本指でする。


用手圧迫の注意点

注意点としては以下のことが挙げられます。
- 圧迫をし腸管の変化がない場合は、用手圧迫に適した場所でない可能性がある。
- 圧迫する力加減はモニター画面をよく見る。
- 患者への声かけ・医師との連携はチョー大事!

最後に
今回は下部消化管内視鏡検査に必要な「用手圧迫」についてお話しました。
私が初めて下部消化管内視鏡の検査を見学した際、看護師さんがやさしく声かけをしながら用手圧迫を実施。
それまで難渋していたスコープがスルッと挿入され、検査を受けられていた方の眉間のしわがなくなった時は、まるで魔法を見ているかのように思えました。
それと同時に「内視鏡は奥が深い」と感じた瞬間でもあります。

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ぜひ参考にしてください。
ではでは、またいつか逢う日まで…。

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