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ローテーション制って何?幅広い臨床工学技士の業務をくるくる回って習得しよう

キカイガキライ管理人のすいる(@me_swill)です。

 

おかげさまでご好評頂いております、「学生さんからブログ記事リクエスト頂戴」企画。

少し定番化?したのかなと考えております。

 

すいる
まだまだ募集しております!

 

このブログの「お問い合わせ」からご連絡頂けると幸いです。

 

今回は、まゆ(@medatti )さん頂きましたリクエストにお応えします。

すいる
お待たせしましたー!

今回のリクエスト内容は?

 

今回頂きましたリクエストの内容は、「総合病院のローテーションについて」知りたいと言うものです。

確かに知りたいですよね。

 

どのような周期で、次の業務に就けるのか?

いつになったら、全ての業務を体験・経験できるのか?

 

ここらへんは学校で学ぶことはないでしょう。

 

今回のリクエストも、前回の記事と同様に施設によるところが大きいです。

要チェック!

臨床工学技士の業務内容に違いは?「総合病院」と「クリニック」の違いについて主観で考えてみる

 

よって、私の施設ではどうなのか?

この内容で語っていきたいと思います。

すいる
学生さん必見!

ローテーションとは

 

そもそもローテションって何だという方もいらっしゃるかと思います。

6人制バレーボールにおけるポジションの入れ替わりに関する言葉。
スポーツ大会における実況アナウンサー。1試合毎に変わる。
自動車においてタイヤを入れ替えること。

※Wikipediaより引用

 

要は、ひとつの場所に留まらずに、周るイメージですね。

 

臨床工学技士でいうところの、「透析」「機器管理」「オペ」「ICU」→…のように、担当が変わっていくことを指します。

すいる
まさにローテーション。

ちなみに、ローテーションする人のことを「ローテーター」と言います。

当院のローテーション制について

 

私の病院では、2つのチームに分かれて日々の業務を実施しています。

上司とそれぞれのチームのリーダー2名が専任、その他の臨床工学技士がローテーションしています。

すいる
ほとんどがローテーターですね。

専任となった人員は、その業務のスペシャリストとして教育やマネジメントなども担当。

すいる
スペシャリストの反対はジェネラリスト!

当院のローテーション制は、全ての臨床工学技士が全ての業務を一度体験し、本人の意向や適性などを鑑み、今後のそれぞれのチームへの配置人員を検討する目的で行っています。

また、協力体制と業務効率化を図るためという目的もあります。

 

特に新卒で入職した方は、「通常」のローテーション枠には入らず、3か月毎に業務を見学・実施していきます。

イメージとしては、「透析」「オペ」「機器管理」「内視鏡」→…のような形。

ひとつの業務に3か月と決まっているので、業務を習得していないくてもドンドン次へ。

すいる
ドンドン前に進みます!

全ての業務をローテーションした後に、上司との面談にて、本人の意向や適性を鑑み、最初に入るチームが決まります。

その後、1-3年毎にチームを異動(ローテーション)していく「正規」のローテーションに組み込まれる形になります。

 

ローテーターから外れ専任になるには、当院のキャリアラダーに沿って、ある程度の段階に行けば専任(スペシャリスト)になることが出来ます。

「キャリア(経歴)」と「ラダー(はしご)」のふたつの言葉を組み合わせた、キャリアアップを目指すためのキャリア開発のプランをキャリアラダーといいます。仕事の内容を難易度や賃金に応じて細分化し、職務の内容やスキルを明確にしてステップを踏むことができるよう能力開発の機会を提供する仕組みです。

※カオナビより引用

すいる
一朝一夕ではその段階には行けませんが、経験年数が少なくとも日々の業務で成果を上げれば、スペシャリストになれます。

当院では、とにかく新人の方には「臨床工学技士って何をしているのか」を、まず経験してもらいます。

その後、本格的にそれぞれのチームで教育というスタンス。

すいる
新人の方は日々勉強です!

ローテーションのメリット・デメリット

 

私の施設のローテーション制について説明しました。

では、ここでローテーション制のメリット・デメリットについて見ていきましょう!

すいる
やはり、良いところ・悪いところがあるのか…。

 

メリット

  • いろいろな業務を体験できる。
  • 幅広い知見を持てる。
  • 病院の中でドンドン知り合いが増える。
  • 少ない症例を体験できる。
  • 幅広く深い知識・技術・経験が必要になる。

 

デメリット

  • 業務を覚えた頃に次へ移るので、なかなか定着しない。
  • 自分の興味のある業務に就ければいいが、興味がないものだとモチベーション維持が大変。
  • 業務によっては、大変なところもあるので残業や緊急の呼び出しなどで心身共に疲れる。
  • 業務間の温度差を身をもって感じる。
  • どっちつかずになる。

 

いろいろ賛否がありますが、幅広い業務に就けることはひとつの魅力であるかと。

自分がどんな臨床工学技士になって、どんな将来設計図を描くかを、おぼろげながらも学生の内に想像するのも必要なことかもしれません。

すいる
最初から希望する業務があるのならば、専門のクリニックに行くのもひとつの手かも。

 

新人さんが入職したら用意すべきアイテムは何だと思います?

答えはコチラ!

新卒必見!就職したら持っていくべき6つのアイテム

最後に

 

今回は「総合病院のローテーション」についてお話しました。

学生さんにとっては、ある意味未知の世界。

自分がどのような業務に就くのか?

自分がどのような教育システムで成長できるのか?

自分がどのような流れで「臨床工学技士」を知っていくのか?

総合病院で就職を希望される学生さんは、ぜひ見学の際に、教育システムや希望の業務に就けるのかなどを聞いてみてください。

ローテ―ション制があるのならば、どの様な移り方をするのかも併せて尋ねてみましょう。

 

せっかく希望を持って入職した病院。

「転職」の二文字が出ないよう祈ります。

(ただし、ポジティブな転職については個人的に賛成です)

 

転職についてはコチラの記事もオススメです。

要チェック!

転職経験者が語る!転職を決意した地方の臨床工学技士はこう動く

 

また、ken@筋トレ臨床工学技士(@ce_fitness_noteさんの記事はとても興味深い。

現役の臨床工学技士の本音が見え隠れします。

参考 臨床工学技士が転職をする際に考えたポイント3つce-fitness-note

 

まゆ(@medatti )さん、いかがでしたでしょうか?

 

次も、リクエストされた記事書きますよー。

まだまだ募集していますので、気軽にメールやDMなどしてくださいまし!

 

ではでは、またいつか逢う日まで…。

すいる
キカイガキライでした。バイ!

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