キカイガキライ管理人のすいる(@me_swill)です。
社会人のスキルアップの1つとして、「資格試験」への挑戦がありますね。あえて合格ではなく、挑戦としたのには理由があります。
試験に臨もうとして勉強しますよね?それだけで、スキルアップに繋がるからです。
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でも、勉強しない人が多いのも事実。
私の尊敬する名ブロガーのCEさぼさんも、こうおっしゃってます。
本音をいうと研究はもちろんのこと、勉強しないCEって意外というよりかなり多いんじゃないかな。
— CEさぼ@透析ブログ (@ce_sabo) May 5, 2018
これにはすごく同感。
私たちの職種は、生涯勉強しなくてはいけないんです。
患者はもちろん、一般の方にも接する機会があるのならなおさらです。
今回は、私の勉強法をご紹介します。
すいる
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臨床工学技士の学会認定制度
代表的なものが「日本臨床工学技士会」に紹介されています。
※日本臨床工学技士会より引用
代表的なものに透析技術認定士や呼吸療法認定士、ME1種があります。
合格率はバラバラですが、絶対に勉強して損は無い資格です。
でも1つだけ問題が…。
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挑戦するからには絶対に合格したい!
落ちたくない!
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んじゃあ、私の資格試験の必勝法でもお伝えしますか!
私はコレで1日30分でおよそ3ヶ月間で、上に挙げた資格に合格しました。
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学会認定制度の詳細はコチラから。
![](https://ce-swill.me/wp-content/uploads/2018/08/【認定士への道】目指すべき6つの資格まとめ-160x92.jpg)
教科書・参考書を読み込む行為
よくあるのが、講習会でもらったテキストで穴が空くほど勉強する行為。
これはね、ハッキリ言って時間のムダ!
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日々の多忙な業務を終えて、勉強しようと奮起しているのに、こんな時間のムダしているのは非常にもったいない!
テキストから出ますよっていう文言があるから、テキストを使ってしまうのだと思います。
そんなの無視です。
テキストは辞書代わりにして、何かわからなかったら見る程度にしましょう。
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資格試験はインプット・アウトプットの表現の場
インプットとは、そもそも何なのでしょうか?
講義や教科書などで知識を取り入れる行為のこと。
その逆の「アウトプット」についても説明していきます。
学び得たことを声に出したりノートにまとめたりすること。
インプットだけでは、よく成果を得られないことは、世間でもよく知られています。
今までの人生でも、このような経験があるのではないでしょうか?
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あれは、自然とインプットとアウトプットを使って、体が覚えようとしているんです。
アウトプットの方が知識の定着がはかりやすいとも言われてます。
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そういう意味では、資格試験は臨床の場と同じで、知識の定着を発揮する場です。
要は資格試験はアウトプットの場。
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アウトプット=過去問題集をフル活用
では、具体的に私が言うアウトプットとは何なのか?
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有名なCEブロガーの方もこう呟いてます。
気付けば認定士の試験まで10日という。ちまちま勉強して問題集2周できそう。そろそろ飽きが出てくるところ。
— CEさぼ@透析ブログ (@ce_sabo) May 3, 2018
やはり問題集を解いていますねー。
私も資格試験を受験する際は、必ず問題集を解いています。
合格する人の体験談を聞いても、やはり問題集をガンガン解いています。
テキストはお守り代わりに置いておき、問題集で勉強していきます。
このチョー有名なCEブロガーにこんなことしてもらいました!
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30分だけ!あえて覚えない勉強法
やり方としてはとても簡単。
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言うのは簡単だ!って思いでしょうけど、それだけなんです。
私の「やり方・目指す方向」は、どれだけ簡単にするか?ですし。
どんなやり方なのか、詳しく書いていきます。
①1周目は、時間をかけずに問題をササッと解いていく。間違えた箇所にわかりやすくマークします。
↓
②間違えた箇所の解説を軽く読みます。
↓
③2周目は、同じく問題をササッと解いていきます。また同じく間違えた箇所にわかりやすくマークします。
↓
④間違えた箇所の解説を軽く読みます。
↓
⑤③と④を繰り返す
ここで、1周目2周目とも正解した問題は「黒く塗りつぶします」。
だって、正解したところですもん。定着してるはず。
あと、絶対にやっちゃあいけないことがあります。それがコレ。
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覚えようとすると時間がかかるだけ。
時間がかかることは極力しないのが、私のやり方なので、絶対覚えようとしない。
覚えようとしないのは、問題集の周回を稼ぐ為です。
問題集をガンガン解けば、アウトプットが出来、勝手に覚えられます。知識の定着を狙えます。
これで覚えられるのかって?
覚えているんです、不思議でしょ。
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覚えようとしてないのにいつの間にか覚えちゃってる。
コレを狙います。
ドンドン同じように、問題集を解いていきます。もう一つ注意点があります。
それは、1周にかける時間は極力短くすること!
考えずにクルクル回数を重ねます。間違えた問題のみをクルクル解いていきます。
もちろん間違えた問題の解説を読みますけど、覚えようとしない!
そうすると、気付いた時には間違えた問題のみになっているので、日々の勉強時間が30分以下になっているんです。
だって、間違えた問題だけですもん。
でも、問題集を解くと言ってますけど、どこにあるんだ?って思いません?
透析技術認定士・呼吸療法認定士の勉強
この試験を受験しようとした時に、聞いた方もあるのではないでしょうか?
赤本
私も購入しましたし、受験会場ではほとんどの方が持っていた(笑)。
※認定士予想問題集より引用
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回し者でもないですよ(笑)。ただ、この問題集がホントに役に立つ。
今までの過去問を分析しているのか、このまんまの試験が多数出ていました。
実際に試験を受けた人から聞いたり、受験されたりしてるんでしょうね。
この問題集からまんま出るので、やりこめば合格も近づくかも?!
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ME1種のオススメな問題集はコレ
ME1種も問題集が出ています。それも本物の過去問。
これをやらないで何をするのかと!
※公益社団法人日本生体医工学会 ME技術教育委員会より引用
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このやり方をすれば、午後はもちろん午前も攻略出来ます!
物理・化学
医用機械工学
医用電気・電子工学
これら以外の分野は、過去問を解いていけばどんな問題もドンと来い!状態になります。
現に、他の分野は過去問を解いただけで満点に近い点数を取れましたし。
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じゃあ、物理・化学などの分野はどうすればいいのか?
高校の問題集を買ってきてください。
それも簡単なレベルでいいです。だって、ME1種の問題は、高校レベルの初歩的な問題なんですもん。
高校の問題集を見れば納得します。
あー、基本的な問題で足りるんだということを。
高校の問題集は安価なので、購入する際にちょっとびっくりしますよ(笑)。
最初、問題本気で解いても全然わからんかったのがいい思い出です。
でも、クルクル解いてくと、不思議と解けるようになるという。
問題の傾向が変わるやら、電気電子の問題は解けないとか耳にしますが、そんなの関係ない!
ある程度こなしていくと、確かに問題を覚えるのかもしれない。
でも、不思議。
頭の中に知識として覚えているし、基本としても覚えているから不思議。
基本を覚えているから、応用も利くというフローも出来ているはずだから、資格試験本番でも困らない。
ME1種の合格率
日本生体医工学会からME1種の試験結果が公表されています。
※公益社団法人日本生体医工学会 ME技術教育委員会より引用
毎年合格率は20-30%の間を推移しています。
まあ、いろいろな方がいますから一概には言えませんが、難しい試験の分類に入るのではないでしょうか?
ネット情報では、合格するには5割取ればいいとか流れてます。
じゃあ、6-7割を取れるよう目標をおいてみましょう。
半分以上取れるように頑張る! [/prpsay]決して10割を取るとか、変な目標を立てちゃうと勉強が大変になるだけですよ。
とりあえず合格・攻略を目指しましょう!
臨床工学技士は勉強すべきなのか?
Twitter上でも、「勉強しないCE」の件について盛り上がっています。
勉強しないCEの件、個人的な感想としてはしない人はしなくていいしやりたい人はやればよろしい。やる人はより良い何かを得られるかもしれないし、やらない人は何も損しないかもしれない。CEは、医療業界の外から見れば国家資格に守られてるんだから競争に晒されてない分ノホホンとできちゃう
— ポップ (@cepg7) 2018年5月5日
私の場合、興味のある分野では勝手に勉強して進んで業務もやるが、そうでない場合は平均レベルまでできるようになればそれ以上勉強しない。いくら成果をあげようが給料に反映されないのでやる必要もない。給料に反映されないというのは組織からそこまで求められていないということ
— ポップ (@cepg7) 2018年5月5日
ただ、勉強して得た知識を現場で役立てようとした時に、否定される事があるのが悔しい。今までそれでやってきたから別にね~となってしまう事もある。
だから、こんな悔しい思いをするならば、勉強しないほうが楽に仕事が出来るのではないかという思いと葛藤しながら勉強しています。— まつこ (@0_0abe) 2018年5月5日
全ての臨床工学技士は感じているんじゃないのか?
本当は「勉強すべき」なんだと。
日々の業務に追われたり、プライベートを充実させたりしようと思うと、どうしても時間がないと感じがちになります。
だから勉強はおざなりになってしまう。まあ、仕方ないのかもしれないのかなと。
物事に優先順位を付けろとか言う人もいますけど、そんなの無理。全部が必要なんだもん。
ルーチン業務だけで、日々の業務をこなせるし、これでお金もらえるからいいやって思っているCEがいるのも事実。
そういうCEがいてもいいのかもしれない。でも、周りに悪影響を及ぼすようなことはしないで欲しいと願います。
愚痴ばかり言って、何もしない。
偉そうな態度を取る。
マナーもモラルもない。
こういう臨床工学技士・社会人にだけはならないで欲しいな。
でも、勉強はしないといけないというのは理解している。
じゃあ、30分だけでも勉強してみたらどうですか?隙間時間にちょっとだけ。
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最後に
今回は私なりの資格試験勉強方法をお伝えしました。
勉強方法がわからずに、ただやみくもにテキストを覚えて苦労している後輩を目の当たりにして、何か手助けしてやらないとなと感じたのがきっかけです。
そろそろ本番も近づいています。
クルクル問題を解いて、本番に臨んでください。
ではでは、またいつか逢う日まで…。
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[…] 【ME1種勉強方法伝授】インプットばかりのムダな時間はもういらない!/キ… […]
過去問が大切
これが鍵になると思います。
ところで1つだけ気になったことがあります。
このブログ内でも書かれていましたが、臨床工学技士は機械屋のイメージがあります。しかし機械屋といっても、電気系の問題は、臨床検査技師や診療放射線技師の資格試験にも出題されています。機械工学についてだけは、臨床工学技士だけの分野となります。
その機械系については、高校の問題集で勉強してくださいと述べています。しかし、それでは臨床工学技士は高校レベルの機械的知識しかないと思われてしまいます。
機械系では、材料力学、機械力学、熱力学、流体力学のいわゆる四力問題が出題されます。材料力学では梁の曲げや断面二次モーメントが、機械力学では慣性モーメント、熱力学ではエントロピーなどの概念が登場します。さらに、流体力学に関しては、高校では基本的には学びません。
臨床工学技士の国家試験やME二種ならまだしも、ME一種を高校の問題集で勉強するというのは、たまに出題される簡単な問題を狙い撃ちして、難しい問題の場合は切り捨てろというメッセージと捉えてしまいます。
私は上述したように、電気系も臨床工学技士の重要な分野ですが、何よりも機械工学こそが臨床工学技士のオリジナリティであり、輝ける分野であると思っています。
機械工学を知っていれば、ローラポンプの流量を計算でき、そこから誤差の原因を導けます。ME一種では、そういった現実的な問題を扱うことが多く、それこそ過去問第一なのですが、まずはどの様に定義されたものなのかなどの基本部分を理解する必要があります。
そのためにも、コロナ社の医用機械工学などの臨床工学技士向けに書かかれた、すなわち臨床現場に合わせた書籍を利用して勉強することが重要だと思います。
用語を知っているか、対処法を知っているかという趣旨の問題ならば、何度も過去問をすれば、頭の中に思い浮かぶ様になるでしょう。しかし、機械系等の理論分野は、解き方を覚えるのではなく、求めたいことの把握と、そこに至るまでのプロセスをいかに組み立てるかにかかっています。
運動方程式は”ma=F”、それはそれでいいですが、この加速度こそが相対性原理の要であることをガリレオが考え、ニュートンは理解し、理論を構築してきました。ma=Fが言えること、解けることも大事ですが、その先が言わんとしていることを理解することも大切です。特にME一種を目指す志の高い技士には実践して欲しいと思います。
捕捉:恐らくですが断面二次モーメントの問題の場合は、微分方程式を解かなければならないはずなので、高校数学や物理では厳しいかもしれません。義務教育終了後の高校生なら解けるのかもしれませんが…。
素晴らしいご意見をありがとうございます。
>>電気系も臨床工学技士の重要な分野ですが、何よりも機械工学こそが臨床工学技士のオリジナリティであり、輝ける分野であると思っています。
確かにyukiさまのおっしゃる通り、臨床工学技士として結果だけでなく過程を知り、言わんとしていることを理解することも重要だと考えます。
問題がただ解ければよいのではなく、臨床工学技士としてのポジションを理解しながら、このME1種に臨むべきかと思います。
このような貴重なご意見に出会えたことに感謝申し上げます。