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医療機器の時刻合わせは必要か?時刻管理から精度誤差について考えてみる

キカイガキライ管理人のすいる(@me_swill)です。

 

皆さんは、こんな経験はありませんか?

すいる
日々自分への課題に追われ、つい楽な方向に…。

私自身もちろんあります。

人間ってどうしても楽な方に流れてしまいがち。

 

今もその傾向はありますけど、コレは改善せねばと、社会人になってから自分自身の「タイムマネジメント」をするようになりました。

すいる
無駄を省き目標に向かって進む!

この取り組みは何もヒトだけではありません。

医療機器にだって、タイムマネジメントは必要なのです。

すいる
透析の返血時間が少しでも偏らない様に工夫するのもマネジメント。

今回は医療機器のマネジメント、時刻管理についてお話をしたいと思います。

すいる
流れが強引だ…。

医療機器における時刻管理の実態

 

普段何気なく使用している医療機器。

臨床工学技士が使用中および使用後点検を実施し、いつでも安全安心に使用出来る状態にする。

 

この行為は、今では至極当然のこととなりました。

 

医療機器の性能を最大限に活用出来るよう、日々の保守業務を実施しているわけですが、意外と見落としがちな項目があります。

 

時刻合わせ

 

当院では使用後点検時に時刻の確認を実施しています。

補足
医療機器において時計機能を有するものを指します。

 

輸液ポンプやシリンジポンプなど、使用頻度の高い医療機器も当然実施しています。

 

現役MEが教える輸液ポンプの原理まとめ 現役MEが教えるシリンジポンプの原理まとめ

 

しかし、病棟に配置している医療機器の時刻管理は意外と管理がアヤフヤです。

もちろん臨床工学技士が実施されている場合もあるかと思います。

その他に、現場の看護師に協力を仰いで実施されている施設もあるかと思います。

または、全く手つかずで気が付いたら実施するとか…。

 

大きな声では言えませんが、当院ではまだまだ不十分です。

とくにベッドサイドモニタなどは、年に1.2回程度の点検のみで十分な保守がされているとは思えません。

すいる
これからの課題です…。

ベッドサイドモニタの時刻精度誤差

 

片田舎の当院で主に使用されているベッドサイドモニタは以下の通りです。

日本光電社製の

BSM-2300/BSM-6000/PVM-2700の3機種です。

 

もちろん、その他にも他社のベッドサイドモニタを使用しています。

が、今回は独断と偏見でこの3つのモニタの時刻精度を見ていきたいと思います。

 

この資料を作成して、思ったことがあります。

すいる
意外とズレるんだなー。

生体情報関連の医療機器はこんなにズレたらまずいですよね。

当院で言えば、半年間程は保守点検をしません(出来ていません)。

 

これはどういうことを招くのか?

 

もちろん、機器の性能を保証出来ないだけでなく、今述べていた時刻においても、正当な数値が表示されるとは限らなくなってしまいます。

 

PVM-2700を例に挙げると、半年間で最大21分間ズレが生じてきます。

これは早急に何らかの手を打たねばいけませんね。

すいる
明日にでも上司に相談だ!

電子カルテなどネットワークとの同期

 

最近、と言っても前からですが、セントラルモニタでは院内のネットワークシステムと同期して、時刻精度を保つ機能を有している機種もあります。

複数の患者をナースステーションで管理しなければいけない環境下で、時刻がズレている状況を考えると怖いですもんね。

そういった環境を無くす為にも、この機能はありがたいと心から思います。

 

ただ、院内全ての機種がこの機能を有しているわけではありません。

また、機能を有しているからと言って安心していいかと言われたら、決してそうではないと思います。

 

機能を過信しすぎると、何かしらでしっぺ返しを食らう可能性もありますよ。

すいる
人為的に設定を変えたり、機器の故障があったりもするからね!

広い視点で物事を捉える

 

先に挙げたのはベッドサイドモニタです。

再掲しますが、当院では半年のみの保守点検に留まっています。

 

シミュレータを用いて、各種ECGやBP、SpO2などが設定値と実測値との間でズレがないかなど、メーカ推奨の点検項目にて保守点検を実施しています。

 

その他にも、前回の記事で触れた除細動器も保守点検を実施しています。

 

同じくメーカ推奨の点検項目に従って、シミュレータ等を用いて実施しています。

 

現役MEが教える!除細動器を使用する前に知っておくべき大切なこと

 

何故急に除細動器を取り上げたかというと、今回の記事に繋がる要素があるからです。

それは、除細動器も同様に時計機能を有している点。

 

当院では昨年度から、除細動器を含めた数種類の医療機器の保守点検計画を見直しました。

 

今までの実績や修理状況などを加味し、点検期間を可変しました。

除細動器に関しては、1か月に1度実施していた頻度を、昨年度から3か月に1度へと点検期間を延ばしています。

 

それによるトラブルや修理対応等の回数は増加しておらず、見た目には点検期間を延ばしても影響がないと言える状況です。

ただ、今回の時刻精度の話となるときな臭く、3か月ごとの点検の度に時刻が大幅にズレていることも。

すいる
除細動器の時刻がズレているのはマズいな…。

この除細動器も、基本病棟に配置されているので、下手すると3か月間ほぼノータッチの除細動器も…。

 

月に1度でも臨床工学技士が触れる機会を意図的に設けないとマズい。

すいる
課題が多い!やれやれ…。

最後に

 

今回は「医療機器における時刻管理」についてお話をしました。

時刻だけであれば、機器の本体の電源をONにするだけで、だいたい現在時刻のわかるようになっています。

時刻だけ確認することはとても簡単。

でも、私は臨床工学技士。一度見るのであれば、外観はもちろん機能や消耗品などもしっかりと見ていくべきかと思います。

ちゃんとした保守点検を実施することで、医療を安全安心に実施出来るだけでなく、急変等の時の記録を正常に残すことが可能になります。

すいる
時刻管理って意外と大事!

 

ではでは、またいつか逢う日まで…。

すいる
キカイガキライでした。バイ!

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