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【意外と知らない!】現職MEが教える輸液ポンプの原理まとめ-2

time 2018/03/28

【意外と知らない!】現職MEが教える輸液ポンプの原理まとめ-2

どうも、クソキカイガキライMEブロガーswill(@me_swill)です。

 

前回、医療機器管理の基礎として「輸液ポンプ」について説明しました。

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今回は、またもうひとつ踏み込んだ話にしたいなーと思います。

この記事の主役である輸液ポンプの需要がまあ人気のないこと(笑)。

今回は「輸液ポンプとシリンジポンプの違いについて」です。

看護師は輸液ポンプとシリンジポンプの違いをよく把握してない。

このことが何を意味するのかは記事の内容を見ていただくとして、今回の記事で学ぶことが必ずあるはず!このことによって、患者管理も変わってくるはずです。

今回の記事はシリンジポンプの話が所々に出てきます。シリンジポンプの話は、また別の項で詳しく説明していきます。

>>【知ってるつもり?】現職MEが教えるシリンジポンプの原理まとめ

>>【知ってるつもり?】現職MEが教えるシリンジポンプの原理まとめ-2

 

はっきり言います。

今回の記事、私みたいに機械が嫌いなヤツは眠いよ?

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流量精度

 

輸液ポンプとシリンジポンプの決定的に違う点は「流量精度」

 

シリンジポンプの方が決定的に精度がいい。

まあ、原理が根本的に違うから仕方のないことなんですけどね。

 

  • 輸液ポンプは薬液(回路)をしごく。
  • シリンジポンプは薬液(シリンジ)を押し出す。

 

この違いにより、流量精度が大きく違います。

どちらもそうなんですけど、輸液ポンプは回路の劣化(しごき)により、流量精度が大きく変動します。

なので、当院では各勤毎に輸液ポンプのフィンガー部に当たる回路の位置をズラしています。

流量安定性

 

臨床の現場でよく見かける場面があります。

例えば昇圧剤を輸液ポンプで流量3mL/hで使用している。

別にいいんです。これがインシデントなのかと言われれば、そうではない。

ただ輸液ポンプとシリンジポンプの「流量安定性」を考えると、使い方を考え直すかもしれません。

 

低流量では

  • 輸液ポンプの流量が大きく変動する。
  • シリンジポンプでは比較的安定した流量を保っている。

 

この違いは大きいです。

定流量による循環動態管理をしている場合、このポンプの流量安定性を考慮しないと患者に悪影響が出る可能性も。

そう考えると、インシデントとかではないかも知れませんが、薬剤によるポンプの使い方について考えた方がいいです。

流量誤差

 

この項目も知られていない。

当院では全くもって(一部しか知らない)知られていない事項です。

輸液開始時は

  • 輸液ポンプは流量誤差が大きい。
  • シリンジポンプは流量誤差は少ない。

 

先ほどの「流量安定性」の項を合わせて見てると、いかに輸液ポンプの精度がないかわかるかと思います。

定流量であればあるほど、この誤差は大きくなります。

この図を循環器病棟の看護師に見せると、「次からシリンジポンプを使う」と言ってくれます(笑)。

体内に注入する薬剤が、機器による誤差でこれだけ違うことがわかると考え者ですよね?

それぞれの機器による薬剤

 

ここまで来たら、輸液ポンプとシリンジポンプの違いが見えてきたと思います。

swill
いや、見えてきてくれ。

 

今まで、流量誤差・安定性・誤差を見てきましたが、それぞれの機器に使用する薬剤は何がいいんだってなりません?

この表はあくまで、当院のものなので参考程度にしてもらえれば結構です。

ただ、「投与速度が少ないもの」は高度な管理が必要な薬剤のものが中心となっています。

輸液ポンプとシリンジポンプの違いを理解した方は、是非自分の職場の薬剤をどの機器で投与している確認してみてください。

一歩踏み出した医療機器管理が出来るかと思います。

おまけ

 

看護師に聞かれることが多い、輸液ポンプの点滴スタンドへの取り付け。

輸液ポンプは高い位置に取り付けると重心が高い!

重心が高くなると転倒しやすくなります。

また、スタンドの脚と同じ方向の方が転倒しにくくなります。

輸液ポンプは、なるべく低い位置でスタンドの脚と同じ方向で取り付けましょう。

ちょっとしたオマケでした。

最後に

 

今回は輸液ポンプとシリンジポンプの違いについてお話しました。

結局、学生時代に培った知識が現場で活きるんですよ。

是非とも教壇に立っている教師の言うことは、右から左ではなく真正面から受け取ってください。

今日の話は明日から臨床現場で役に立つかなと思います。

まあ、基本の基本の話なんであんまりかもですけど(笑)。

 

気になるシリンジポンプの記事はコチラから↓↓

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>>【知ってるつもり?】現職MEが教えるシリンジポンプの原理まとめ-2

 

ではでは、またいつか逢う日まで…。

swill
キカイガキライでした。バイ!

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自己紹介

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臨床工学技士として、入職し早10数年。インプットは増えども、アウトプットは増えない。 20代30代に出来ることをやっとかないと、40歳以降が本当に怖い。 何でも自分のプラス材料になると考え日々奮闘中です。

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